教養演習量子化学入門04

 第4回目はいよいよSchrödinger方程式へ突入です。最初に先週終わらなかったボーアモデルのバルマー式導出を終わらせ、事前準備として偏微分演算子の話を最初に済ませてからSchrödinger方程式の話に入りました。まず古典論を理解し(波動関数から波動方程式の導出)、そこに量子論アインシュタインード・ブロイの関係式)を導入するだけで量子論波動方程式、すなわちSchrödinger方程式が導かれるという概略を説明しました。その後実際に古典の波の式の復習をし、波動方程式を導出したところで今日は終了しました。来週はSchrödinger方程式を導出し、そこに現れる量子力学の約束事(根本仮定と一般原理)についての説明を行います。
 今日はほとんど板書でしたが、来週以降もしばらく板書が続く予定。全部書かずに途中はその場で計算させる方式はなかなかよかった。波の式で最近発見したgnuplotアニメーションを早速活用し、ひとり興奮してたけど案の定学生にはその凄さは伝わっていない模様。ぬ、今に見ておれ。きっと途中で飽きるだろうと思い用意していた「ボーアは誰でしょう?」3択クイズをだしたら、ブルースウィリスを選んだ学生が約2名。時の流れを感じてしまった、笑。今日の学生、化学3、生物4、海洋2。
(2011.9.27)