教養演習2012量子化学入門09

 今日のgnuplotのテーマは波です。最初にgnuplotでデータfittingが出来ることを紹介し、その後課題になっているパルス波と2重スリット(干渉)実験を具体例としてグラフを描きました。パルス波では波長の異なる波を重ねていくとパルス波があらわれることをグラフを使って示し、時間間隔を短くしていくとエネルギーが曖昧になってしまうという不確定性原理を説明しました。干渉実験では2次元球面波の重ね合わせと半円表示で、干渉縞ができることをグラフで確認しました。来週は原子軌道(球面調和関数)をgnuplotで描いてみます。

 今日は原子軌道まで行う予定でしたが、一番楽しい原子軌道を急ぎ足でやってしまうのはもったいないので、講義の復習も含めて来週のお楽しみにします。そのあとPov-Rayに入ろう。そういえば先週のプリントを忘れてきた人が何人かいたな。配布プリントをWebに載せたほうがいいかどうか、少し検討しよう。