教養演習2012量子化学入門12

 第12回目はpovrayのプログラミング的活用法です。変数、繰り返し、条件分岐、マクロなどについて例題を示し、それらを利用して水素原子波動関数を書いてみようというものです。それぞれ#declare, #while(), #if~#else, #macroという構文を使うことになります。講義ではこれらを使って球を球で埋めるやり方を例題とし解説しました。この知識を利用して水素原子波動関数Ψを書くことが課題になります。Ψは講義で示した動径波動関数R_{r}と球面調和関数Y_{l,m}の積で表されます、Ψ=R*Y。

 記録するのをすっかり忘れていました。授業では2px軌道を解説しましたが、絵を描くことよりも式を正しく記述するところで引っかかっているようでしたね。アニメーションは今回は去年に引き続き今回も行いませんでした。2px軌道の解説をするところまででいっぱいいっぱいでした。アニメーションをやるとしたらもっと時間をとる必要があるな。第13回目は量子化学関係で使うプリーソフトの紹介です。