教養演習2012量子化学入門11

 今日からPov-Ray演習に入りました。先週まで使っていた gnuplot や 今日から扱う Pov-Ray は、研究をアピールするためのイラストや、論文で分かりやすい図・グラフを作成するのに実際に利用されています。今日は「カメラ・ライト・オブジェクト」からなるシーンファイルの構成を解説し、もっとも単純な球とトーラスを題材に信号機、オリンピックリングを描いてもらいました。それらを応用して分子の図、または原子配置図を描くのが今日の課題になります。

 MacでPov-Rayを使うためにはターミナルからコマンドラインで実行することになるので面倒である。ちょっと心配したけど、gnuplotで慣れたせいか何のトラブルもなくスムーズに進んでよかった。WindowsではgnuplotもPov-RayもGUIで利用できるので「Winの方がいい」と思う学生がいるかもしれないけど、ターミナルを知っていて損はない!(たぶん、、、)。分子の作図では、ベンゼンをがんばって描く学生もいれば信号機の色を変えて「二酸化炭素」と言う強者もいたな,笑。来週は「繰り返し文」と「条件文」を使って水素原子を描いてもらう予定です。余裕があればアニメーションまでやってみよう。