教養演習2012量子化学入門10

 今日はいよいよ原子軌道です。最初に媒介変数の使い方を復習し、円、球、トーラスのグラフを描きました。その後板書講義で説明した球面調和関数の復習として、実数化する手順、量子数l=0,1,2とs,p,d軌道の対応について解説し、f軌道を例にgraphを描いてみました。半径rの球において、その半径rを球面調和関数の絶対値の動径r(θ,φ) = |Real Yl,m(θ,φ)|に変えることで化学の教科書に載っているような原子軌道の形が出来ます。来週からはPov-ray演習に入ります。

 今日でgnuplot演習は終了、去年より回数を増やしたのでじっくり出来てよかった気がする。9つのs,p,d軌道を課題にしたけど、みんな嫌な顔してたな笑。1つスクリプトが出来れば、あとは関数を変えるだけですよ〜。でもこの後のPov-ray演習では「p軌道」ではなく「2p軌道」や「3p軌道」が待っているのであった、ふぉっふぉっふぉっ。楽しみである。