教養演習量子化学入門02

 第2回目は先週の残り計算(コンプトン効果)の答え合わせを最初に行い,光と物質の2重性(量子力学誕生の歴史)の後半である「原子の構造」について講義を行いました。光の場合とは逆に、はじめは荷電粒子と考えられていた電子が波の性質を持つこと(ド・ブロイ波)、その考えを導入することによってボーアモデルがすっきり説明できるようになるという流れを解説。後半は今後必要になる数学的準備を行いました。来週はその続きとボーアモデルの具体的な計算,量子力学が化学へ応用(量子化学)されていった過程を説明する予定です。
 今日は微分の計算で少しどたばたしてしまった。x や y が r や θ になると戸惑うらしく、微分の仕方を忘れたという訳ではなさそうである。まあ、焦らず丁寧にやっていこう。後半演習のための調査として聞いたところ,ノートパソコンを持って来れるという人は半分くらいであった。貸し出しのノートパソコンで間に合いそうである。ただMacユーザーはゼロ、ちょっとさみしい。今日チョークフォルダーを購入して挑んだが,チョークが飛び出したり,チョークをセットするのに結局手が汚れてしまったりと,使いこなすにはまだ時間がかかりそうである。今日の人数(生物4、化学3、海洋2)。
(2011.9.13)