教養演習2012量子化学入門02

 今日は量子力学の成立過程その2として、「原子の構造」を講義しました。今年は「原子論」の簡単な歴史から始め、アリストテレスの「4大要素」とデモクリトスの「アトモス」の話から、ボイルやドルトンなどの化学者による原子論を経て、量子論による「原子構造」の解明までを説明しました。途中に電子の2重スリット実験の動画を見せ、お手軽光干渉セット(レーザーポインタとスリット図を撮影したフィルム)を学生にまわし、実際に光の干渉を見てもらいました。最後はボーアモデルによるリュードベル定数の導出を演習問題として行い終了しました。来週は「量子化学への応用」です。
 今日はちょっと減って12人。最初プロジェクタが写らなくて困ったけど、書画カメラの方のケーブルを引っこ抜いて使ってなんとか解決。人数が少ないので眠っている学生がよく見えてしまう。眠るなんてもったいない!と思わせるような授業をしたいけどまだまだである。