教養演習量子化学入門15(最終回)

 今日は涙の最終回。最初はタンパク質の分子模型図の作り方です。PDBのWebサイトから自分の好きなタンパク質のPDBファイルをダウンロードし、QuteMolというフリーソフトで表示して、gifアニメーションに保存するという流れで演習を行いました。そしていよいよ第一回水素原子波動関数大会です。提出してもらった課題を名前をふせて全員に配布し、自分以外の作品に点数をつけてもらいました。最後にそれらの結果を集計した順位を発表し、上位者を表彰して終了しました。ランキングの結果はそのまま提出課題の点数に反映させ、これまでの課題と合わせて成績をつけることになります。
 今日の反省ですが、題材に選んだQuteMolは比較的新しいPCでないとだめらしく、学生持参のノートPCではうまく動作しない人が何人かでてしまった。最後の最後で大失態。さらに学生が演習している間にコンペの準備をしようと思っていたので、最後は急ぎ足になってしまった。何より提出してもらった課題を私自身がじっくり干渉する時間がなかった。いろいろと甘かった。点数と一緒にコメントも書いてもらったのに紹介するのも忘れてしまった。何をやっているんだ。来年から課題提出は事前にメール等で提出してもらうようにするべし。もう一度今日の講義やり直したい。
 今日はアンケートをとり講義に対する要望・意見をいろいろ書いてもらった(はず)なので、結果を見て来年に反映させる!頭が新鮮なうちにアンケート結果を知りたかったのに、「結果に腹を立てて成績を下げる」なんてことがないように、成績をつけ終わった後に教員に渡すんだそうだ。一ヶ月くらい先。教員は信用されていないという現実にちょっとショックを受けたけど、当然のことですね。来年度のシラバス提出までには来るそうなのでおとなしく待とう。全15回講義のうち、10回を計算演習が少し入った板書・スライド講義、残り5回をPC演習に割り当てたけどPC演習の時間をもっと増やすべきだった。学生もそう感じているようだし。シミュレーションなども加えて、全部PC演習にするのも面白そう。学生との連絡手段も確保したい。学生との個別質問のやり取りが他の学生にも伝わり、確実に連絡がつく方法がいい。まだまだ改善点は多い。来年度はPCルームも確保してあるので、アンケートの意見をもとに講義内容を練り直そう。